限られた条件の中で驚きを。黒とモンスターで仕上げた、手に取りたくなるCCN年鑑
- Client
- コピーライターズクラブ名古屋
- Category
-
- グラフィックデザイン
- 動画
Background
コピーライターズクラブ名古屋(以下 CCN)様が一年に一度発刊している「CCN年鑑」は、同団体が主催する審査会によって選び抜かれた広告作品と、その担当コピーライターを称える「CCN賞」の受賞作品を収録した書籍です。
「この書籍を手にする多くのコピーライターにとっての『辞書』として、何度も手に取りやすいA4の定型サイズ」でありながら「コピーライターがハッとする、思わず手に取りたくなるクオリティの高い一冊にしたい」というご依頼の元、当社にて企画から制作、印刷に至るまで一貫したディレクションとデザインを担当しました。
Solution
CCN自体が有志による会費を元に運営されているため、制作予算も限られた本案件。とはいえ未来のコピーライターにとっても意義のある年鑑を制作する上で、クオリティを最大限に高めるために、当社デザイナーが協働し数多くのアイデアを出し合いました。「どうインパクトを出すか」「コンセプトにつながる表現にできるか」を基準に採用したのは、「黒」「モンスター」をキーワードに、新たな印刷手法に挑戦するというものでした。
コンセプトを「クリエイターたちのクリエイティブに対する想いを可視化させる」に設定し、年鑑をクリエイターの制作への熱意・もがき・実現への苦労なども含めたアーカイブとして残していく。
そのための表現方法として、受賞作品ごとに脳・時間・心など、クリエイティブワークに必要なものをモチーフとした、“クリエイティブモンスター”を設定。弊社デザイナーがイラストレーションを手掛け、また各賞タイトルも全て異なるタイポグラフィを使用するなど、全ページにこだわりの詰まった、見応えのある表現を盛り込んでいます。
また、印刷にも趣向を凝らしており、印刷会社とのリレーションの元、巻頭でモンスターが出現し、巻末で闇に消えていくことで「まだ闇の中で見つかっていないクリエイティブモンスターを発見する」というストーリーを表現しました。
クオリティを高めていく分、制作にあたりスケジュール等もタイトになる場面が想定されたため、無理のない進行をあらかじめ提案し、定期的な打ち合わせと共有を実施。安定した制作体制とリソースを確保しながら高い完成度へとつなげています。
さらに、ご依頼の範囲を超えて「イメージムービー」の制作も提案し実施。実際に授賞式でも上映され、受賞者を称え会場を盛り上げると同時に、年鑑の世界観を広げることにもつながりました。
Results
当社デザイナーのクリエイティビティはクライアントや「自分のオリジナルモンスターができてうれしい」といった受賞者の満足を得るだけなく、購読者からも「定型ながら見応えがある」と好評を得る結果に。さらには愛知県で開催される広告賞「AICHI AD AWARDS 2025」のデザイン部門にも出品され、SEPECIAL AWARDを受賞。広告・デザイン業界からも評価される一冊となりました。
Staff
-
Art Director
藤田 典子
-
Designer
小川 千尋
-
Designer
松原 早香
-
Movie Director
伊藤 健汰
-
Editor
加藤 夢也