「広告とは風である。」鈴木三郎助全広連地域広告大賞コミュニケーションムービー制作

1953年に設立された公益社団法人 全日本広告連盟様は、広告に関する全国大会やシンポジウムの開催、人材育成を目的とした広告講座、関係機関との連携・提言活動など、広告にまつわる幅広い取り組みを行ってきました。同連盟が主催する「鈴木三郎助全広連地域広告大賞」は、地域に根ざした優れた広告コミュニケーション活動を顕彰することを目的とした賞です。2023年の連盟創立70周年を機に、そのトロフィーと賞状が新たなデザインにリニューアルされました。

その新たな世界観を伝えるため、当社ではコミュニケーションムービーを制作。ディレクションを担当した伊藤にとっては、入社4年目にして初めてクリエイティブディレクターと本格的に向き合う大きな挑戦でした。すべてが手探りの中、クライアントの期待に応えるべく、アイデア出しに奔走し、わからないことは一つひとつ丁寧に確認しながら、必死に向き合ったプロジェクトとなりました。

公益社団法人 全日本広告連盟様のシンボルマークは、「Advertisment」の「A」をモチーフに、風を受けて疾走する帆船の帆をイメージしてデザインされています。今回リニューアルされたトロフィーや賞状のタイポグラフィも、このマークをモチーフにしています。

これらのビジュアルを映像として表現するにあたり、改めて「広告とは何か」を考えました。鉛筆で帆を描きながら、ひたすらイメージをふくらませ、いくつものアイデアの“芽”を生み出しました。そしてそれらを少しずつ組み合わせ、ストーリーを作っていきました。

完成した映像のタイトルは『Advertising Wind』。
「広告とは風である」という想いが込められています。